都心の神秘的な空間
ソウルの都心江南のど真ん中に静かに思いを巡らすのにかっこうの林道があります。ユネスコ世界遺産に登録された朝鮮王陵が位置する王陵の林道です。韓国の伝統文化を盛り込んだ独特な建築様式と美しい自然が調和した空間です。散歩していると、死者と生きている人の独特な雰囲気が感じられます。人類の文化遺産として優れた普遍的価値が認められ、ユネスコ世界遺産に登録され、約40基の王陵が保存されています。そのうち、江南に位置するソウル宣陵と靖陵の林道をご紹介いたします。
[都心の中の王陵]
新鮮な空間に続く道
同じ空間に異なる空間が共存しています。紅箭門(ホンサルムン)から丁字閣まで続く神道と人道と呼ばれる道があります。
この2つの道は高さと幅が異なり、正確に区切られています。丁字閣に向かって左側の少し高い道を神聖な精霊が通る道という意味の神道と呼び、右側の低く狭い道を人が歩くという意味の人道と呼びます。アスファルト道とは対照的な石の道は歩くのには少し不便に感じるかもしれないが、一歩一歩確認しながら歩くため、自然にゆっくりと歩くようになります。普段の生活の中でいかに時間に追われて忙しく過ごしているのか振り返らせてくれる道です。
[朝鮮王陵の祭礼儀式]
神秘的な林道
王陵に続く林道です。王陵に向かう林道は歴史的に高貴な価値があるため、一般的な林道とは異なります。なぜなら、各王陵に向かって歩いていく間、王陵に対する礼儀と神聖な心を備えて歩いていくためです。林道を歩く時にイヤホンを外して歩いてみてください。足音と風、木の間から差し込む日差しを受けながら、自分だけの空間を満喫してみませんか?神秘的な体験ができるでしょう。
林道の出口近くに歴史文化院があります。林道と王陵を鑑賞しながら歩いた後、朝鮮王陵に関する詳細な説明と歴代王の系図が展示されている歴史文化院を見学することをお勧めします。歴代王の系図が一目で理解できるようによく整理されています。
宣陵と靖陵は都心のオフィスビルと調和してユニークな景観を演出しています。そのため、平凡な道に見えたとしても、今日の私たちにとって意味のある道、ヒーリングの道、散歩道という多くの意味をもっています。都心のエンターテイメント的な色とりどりの新しい文化にどっぷりとはまっている自分自身を振り返ることができるステキな遊歩道です
[神秘的な林道]
観覧情報
3月〜10月 – 入場時間6:00〜20:00|観覧時間6:00〜21:00
11月〜1月 – 入場時間06:30〜16:30|観覧時間6:30〜17:30
2月 – 入場時間6:00〜17:00|観覧時間6:00〜18:00
アクセス
住所:(06153)ソウル市江南区宣陵路100キル1
電話:+82-2-568-1291
ファックス:+82-2-568-0773
公共交通機関
2号線盆唐線宣陵駅10番出口(徒歩7分)
9号線盆唐線宣靖陵駅3番出口(徒歩16分)
文・写真/2019ソウルストーリーテリング ナム・ジュンリム